京都の街に住み続けていると、たまには、東京や大阪に出掛けて、新しくできた商業施設やらを“ルンルン気分”で見学しようかという野望をいだくのだけれど、実際に行ってみると、あまりの人の多さ、混雑ぶりに、辟易(へきえき)*1して、見るものも端折って、どこかで騒音(そうおん)から抜け出したいと思ってしまうことが多い。ただ、年を取って活力がなくなっただけかもしれないけれど、人にはよりよい関係を維持できる空間や距離というものがあるのだろうなと思うことがある。