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特集 がん免疫療法:最近の進歩と展望

がんワクチン療法の進歩

笹田哲朗

Pharma Medica Vol.34 No.10, 17-22, 2016

米科学誌“Science”は,2013年の重要な科学業績“Breakthrough of the Year”の第1位に“がん免疫療法(Cancer Immunotherapy)”を選んだ。抗CTLA-4抗体や抗PD-1/PD-L1抗体などの免疫チェックポイント阻害薬やキメラ抗原受容体(chimeric antigen receptor;CAR)を用いた遺伝子改変T細胞療法などの臨床効果が科学的に証明された結果である1)2)。わが国でもイピリムマブ(抗CTLA-4抗体)やニボルマブ(抗PD-1抗体)などの免疫チェックポイント阻害薬が悪性黒色腫,非小細胞肺がんを対象に医薬品承認され実臨床で使用され始めたことから,腫瘍免疫学の専門家のみならず一般臨床医からも“がん免疫療法”が注目を集めるようになり,がん治療におけるパラダイムシフトが起こりつつある。
「KEY WORDS」がんワクチン,ランダム化比較試験,個別化ワクチン,新規抗原(neoantigen)

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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