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特集 統合失調症診療の新たな展開

統合失調症の発症予防:臨床的ハイリスク群への早期介入研究から

桂雅宏松本和紀

Pharma Medica Vol.34 No.9, 13-16, 2016

「はじめに」統合失調症の発症予防に関する議論は,精神病を将来発症するリスクを臨床的に規定した臨床的ハイリスク群であるAt-Risk Mental State(ARMS)についての研究により,近年大きな進歩を遂げた。このため,統合失調症の発症予防に向けての取り組みや研究では,ARMSに対する早期介入が目下の焦点となっている。本稿では,ARMSへの早期介入研究の最新の成果を概観し,薬物治療を含む治療方針について述べたい。
「KEY WORDS」ARMS,統合失調症,早期介入,薬物療法

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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