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特集 高血圧を再考する:注目点とこれからの診療

減塩対策と高血圧診療の未来

土橋卓也

Pharma Medica Vol.34 No.8, 19-23, 2016

「はじめに」高血圧者は全国に約4,300万人いると推定されている,最も多い生活習慣病である。食塩の過剰摂取が高血圧の発症や増悪,降圧薬治療に対する抵抗性などの要因となることは明らかであり,依然として食塩摂取量の多いわが国においては,高血圧者のみならず国民レベルでの減塩戦略の構築が求められている。本稿では,今後取るべき減塩戦略とそれによって得られる高血圧診療への影響について解説する。
「Ⅰ.健康日本21(第2次)における循環器疾患の減少を目指した目標の設定」
図11)に示すように,健康日本21(第2次)では,脳血管疾患,虚血性心疾患をおのおの男性で15%程度,女性で10%程度減少させることを目標として掲げており,そのために収縮期血圧で4mmHgの低下を提唱している1)。
「KEY WORDS」生活習慣,減塩指導,栄養成分表示,多面的アプローチ

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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