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特集 摂食調節機構とその破綻に伴う疾患群

レプチン抵抗性

Leptin resistance.

坂野僚一

Pharma Medica Vol.34 No.5, 49-53, 2016

「はじめに」肥満症はパンデミックレベルで増加している慢性疾患で,2型糖尿病,動脈硬化および悪性腫瘍など,さまざまな疾患の危険因子であるが,有効な内科的治療法はいまだ確立しておらず,発症機序における分子機構の解明が急務となっている。レプチンは白色脂肪組織で産生される分子量16kDaのポリペプチドであり,脂肪細胞から分泌されたレプチンは血液循環に入り中枢(脳)へ作用してエネルギーバランスを負に調節する1)。血中レプチン濃度は脂肪量に比例するため,脂肪の過剰蓄積で定義される肥満の状態では高レプチン血症となることが知られている2)。
「KEY WORDS」レプチン,レプチンシグナル,肥満

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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