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特集 摂食調節機構とその破綻に伴う疾患群

ストレスと肥満

Stress and obesity.

前川文彦矢田俊彦

Pharma Medica Vol.34 No.5, 9-12, 2016

「はじめに」ストレスを感じると体重の増減が起こることは,われわれも日常生活のなかでよく経験することである。この生体応答は,多くの場合,外部環境に対する身体の適応過程において必要な生理現象である。一方,通常の適応過程の範囲を超えた過度なストレスは,病的なレベルの肥満の成因に関与すると考えられているが,増加する肥満者のうちいかなるタイプの肥満にどの程度関与するかについては,未知な点が多く残されている。また,肥満のみならず1型および2型糖尿病患者においても,食欲亢進が治療(食事療法)を困難にする要因の1つであるが,食欲亢進の背後にストレス因子の関与が示唆されている。
「KEY WORDS」ストレス,肥満,神経ペプチドY,脳由来神経栄養因子(BDNF)

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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