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特集 内視鏡外科手術の現状と問題点

内視鏡外科手術用機器の技術の進歩と医工連携

Technology advancement for endoscopic surgery device and medical-industrial partnership.

櫻井友尚

Pharma Medica Vol.34 No.3, 45-48, 2016

「はじめに」1990年初頭から本格的に普及が始まった内視鏡外科手術は,現在ではさまざまな診療科の手術に応用されている。内視鏡外科手術用の関連機器も,機能・性能面で大きな進歩を遂げた。本術式は,体腔内に挿入される内視鏡によって,手術部位の拡大視や,開腹手術では困難な体腔深部や臓器の奥側の観察などができる。映像モニターを介して手術部位を手術室内の医療スタッフ全員が共有できること,およびその手術映像を記録できることによって,教育や手術方式の検討にも役立っている。内視鏡外科手術における内視鏡の方式には,①硬性鏡の接眼部から直接術者が観察する方法,②硬性鏡の接眼部にビデオカメラを取り付けて映像モニターに術野を映し出すシステム,③硬性鏡の先端にイメージセンサーを組み込んで直接的に画像を電子化し映像モニターに映し出すシステム,に大別されるが,現在はほとんどの内視鏡外科手術において②,③の内視鏡システムが利用されている。本稿では,これら内視鏡システムに関連する技術の概要と改良の変遷,および医工連携の方向性について触れる。
「KEY WORDS」内視鏡外科手術,内視鏡システム,技術開発,医工連携

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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