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特集 多発性骨髄腫の最新情報Ⅱ

移植適応症例の治療~新規薬剤投与下のタンデム移植も含めて~

Treatment for transplant-eligible multiple myeloma patients, including the role of tandem transplant in the era of novel agents.

島崎千尋

Pharma Medica Vol.34 No.1, 31-35, 2016

「はじめに」多発性骨髄腫(multiple myeloma;MM)に対する自家造血幹細胞移植(autologous stem cell transplantation;ASCT)は1980年代に開始され,1990年代半ばには65歳以下の若年者MMの標準療法に位置付けられるようになった1)。一方,2000年代になりサリドマイド(THAL),レナリドミド(LEN),ボルテゾミブ(BOR)などの新規薬剤が導入され,近年は新規薬剤と自家移植を組み合わせた治療戦略が移植適応症例における標準治療として実施されている。ここでは新規薬剤投与下における移植適応症例の治療と課題について述べる。
「Ⅰ.自家移植適応症例における治療戦略」家移植は標準化学療法とのランダム化試験の結果,全生存率(overall survival;OS)や無増悪生存率(progression-free survival;PFS)で有意に優れ,65歳以下の若年者MMにおける標準治療とされている1)2)。9つのランダム化試験によるメタ解析でも,自家移植はPFSで標準化学療法より有意に優れていた3)。
「KEY WORDS」多発性骨髄腫,新規薬剤,自家造血幹細胞移植,タンデム移植

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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