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特集 インフルエンザ診療最前線

インフルエンザサーベイランスとその読み方

The influenza surveillance in Japan and interpretation of it.

安井良則

Pharma Medica Vol.33 No.11, 9-13, 2015

「はじめに」インフルエンザは,北半球の国々で毎年冬季を中心とした大きな流行がみられており,日本でも多数の罹患者が発生している。感染症発生動向調査によれば,2009年の新型インフルエンザの発生以降の各流行シーズンにおいても,インフルエンザ発症による推計受診患者数は人口の10%を上回っている。それに伴って高齢者の超過死亡,インフルエンザ脳症に代表される乳幼児における重篤な合併症の症例も認められている。インフルエンザの流行の中心は学校や保育施設などの小児の集団生活施設であり,そこから家庭などを経由して地域全体に広がっている場合が多いと推定される1)2)。一方,病院や特別養護老人ホームや老人保健施設などの高齢者の集団生活施設での集団発生では,しばしば重症例や死亡例がみられることも珍しくない3)4)。
「KEY WORDS」インフルエンザサーベイランス,感染症発生動向調査,インフルエンザ様疾患発生報告,薬局サーベイランス

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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