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特集 腸内細菌up to date:今まさに明らかになりつつある全身疾患への影響

腸内細菌と自己免疫疾患:リウマチ疾患を中心として

Gut microbiota and autoimmune diseases.

三宅幸子

Pharma Medica Vol.33 No.10, 39-43, 2015

「はじめに」腸管は食物の消化吸収のみならず,最大の免疫組織として機能している。腸管の表面積はテニスコートの約1.5倍にものぼり,生体内の半数以上のリンパ球が存在する。獲得免疫は,顎の発達とともに進化したといわれるほど,腸管は免疫と関連が深い。腸管は常に食物の摂取などを通して外来抗原に接し,100兆個にも達する腸内細菌と共存するなど,免疫器官として独特な環境にある。近年,腸管に存在するさまざまな免疫細胞の研究が発展するとともに,シークエンスによる腸内細菌叢の網羅的遺伝子解析が進み,常在細菌による免疫反応の調節に関心が高まっている。本稿では常在細菌による自己免疫に関する動物モデルを使用した実験的知見に加え,疾患に関連する腸内細菌解析について紹介する。
「KEY WORDS」腸内細菌,自己免疫,リウマチ,制御性T細胞

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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