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特集 パーキンソン病診療update

睡眠障害

Sleep disturbance.

野村哲志中島健二

Pharma Medica Vol.33 No.7, 47-51, 2015

「はじめに」パーキンソン病(Parkinson's disease;PD)では運動症状のほか,自律神経症状,睡眠障害,抑うつ気分,認知症などの非運動症状も呈する。これらの非運動症状に対応することが運動症状とともに生活の質(quality of life;QOL)の向上につながる。一般的に睡眠障害は入眠障害,中途覚醒,早朝覚醒,熟眠障害に分けられるが,PD患者では罹病期間の延長とともに,睡眠潜時の延長,睡眠時間の減少,深睡眠時間の減少,レム睡眠時間の減少,睡眠の断片化がみられ,著しく睡眠効率が低下する。睡眠障害の原因としては,PD特有の運動症状,薬剤の影響などとともに種々の睡眠障害の合併も多い。特に,レム期睡眠行動異常症(REM sleep behavior disorder;RBD)はPDを含むシヌクレイノパチーとの関連が示唆されており,注目されている。
「KEY WORDS」日中の眠気(EDS),レム期睡眠行動異常症(RBD),レストレスレッグス症候群(RLS),睡眠時無呼吸症候群(SAS)

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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