野巫医のたわごと
(181)「自然と人生」について
Pharma Medica Vol.33 No.6, 82-83, 2015
筆者は海が好きである。8年前,肺癌の再発する以前は,毎年夏に逗子の海で泳いでいたし,又,江の島・鎌倉などの湘南の海のみならず,時には宮崎県の日南海岸や,沖縄,ハワイ,南太平洋の海に潜って海中散歩を楽しんだ。肺癌再発後は感染症を恐れるあまり,海に潜っていない。しかし,のんびり海を見ているだけでも楽しい。特に逗子(神奈川県東南部逗子市)の海が好きである。その理由の一つには,中学校の国語の教科書にあった「相模灘の落日」(徳富蘆花「自然と人生」の「自然に対する五分時」の一章)が大変に印象的であったからである。
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