<< 一覧に戻る

特集 救急医療:現状と課題

災害への備えと災害医療 災害医療としての感染症対策

Management of communicable diseases after disaster.

谷崎隆太郎

Pharma Medica Vol.33 No.3, 41-44, 2015

「はじめに」災害に関連する感染症は,感染症そのものによる災害と,災害後の二次的な感染症とに分けられる。感染症そのものによる災害としては疫病の流行やバイオテロなどがあげられるが,災害全体からみればその発生数は少なく1),本稿では災害後の二次的な感染症について取り上げる。災害後の感染症というと,その発生・流行が避けられないイメージがあるかもしれないが,適切な予防措置や教育を行うことで,多くの感染症を予防することは可能である2)。以下,発生しやすいそれぞれの感染症について概説する。
「Ⅰ.災害時に問題となる感染症(表1)」発生直後~3日以内(急性期)までは外傷・熱傷・骨折に伴う創部感染症が多く,4日目以降~復旧(亜急性期~慢性期)までの段階では,風邪,インフルエンザ,感染性腸炎などが多数発生する。
「KEY WORDS」災害,感染対策,サーベイランス,破傷風

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る