【特集 救急医療:現状と課題】
特集にあたって
Introduction.
掲載誌
Pharma Medica
Vol.33 No.3 7-8,
2015
著者名
有賀徹
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器
/
呼吸器
/
脳血管障害
/
骨・関節
/
感染症
診療科目
循環器内科
/
心臓血管外科
/
呼吸器内科
/
脳神経外科
/
整形外科
/
神経内科
/
手術・救急
媒体
Pharma Medica
本特集を組むにあたり,日常的な救急医療と災害医療との大きく2つのテーマを選出した。災害医療は救急医療と似て非なるものであるとよくいわれるが,救急医療のノウハウが十二分に発揮される分野であることや,日常的な救急医療と無縁な組織がイザ災害というときに役に立つなど到底考えられない。そこで,読者の関心事もそのようであろうことから,これら2つを取り上げた。日常的な救急医療の課題は多々あげられるところではあるが,わが国が超高齢社会にあって,今後もこの傾向が進むことは救急医療にとって大きな課題である。「超高齢社会と救急医療:民間救急車の活用など」,「地域包括ケアシステムにおける救急医療のあり方」,「熱中症患者の増加と対策について」では,そのような社会構造の変化への救急医療の対応について,それぞれのテーマから考察を進めていくことになると考える。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。