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特集 骨粗鬆症:超高齢社会における現状と課題

骨粗鬆症の運動療法

Exercise therapy for osteoporosis.

岩本潤

Pharma Medica Vol.33 No.2, 31-33, 2015

「はじめに」骨粗鬆症に関連する骨折を抑制するうえで,栄養指導・薬物療法・運動療法は三位一体であるが,運動療法はその1つの柱として重要であり,その主な目的は,骨密度維持・増加,背筋強化,転倒予防などにより骨折抑制に寄与することである。本稿では,運動による骨密度維持・増加および骨折抑制効果の報告をもとに,骨粗鬆症患者に対する運動処方について解説する。「Ⅰ.運動による骨密度維持・増加効果」運動介入の骨密度への影響を検討した臨床研究は,骨粗鬆症患者よりもむしろ健常者を対象としたものが多く,閉経後女性に対する運動の骨密度維持・増加効果(対照に比べて)が報告されている。 Bonaiutiらのシステマティックレビューによると1),有酸素荷重運動により腰椎骨密度は1.79%,ウォーキングにより腰椎および大腿骨近位部骨密度は,それぞれ1.31%,0.92%増加する。Howeらのシステマティックレビューによると2),運動により大腿骨頸部および腰椎骨密度は,それぞれ1.03%,0.85%増加する。
「KEY WORDS」有酸素荷重運動,ウォーキング,筋力,身体バランス

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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