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特集 肺癌:最新の分子標的療法

特集にあたって

Introduction.

間野博行

Pharma Medica Vol.32 No.11, 7, 2014

肺癌は,いまだ癌死の最大の要因であり,世界で年間160万人もの肺癌患者が亡くなっている。肺癌は一般に早期発見が困難であり,また化学療法の奏効率も低い。近年,外科手術の手法も進歩し手術適応例が増えるとともに,非侵襲術式も多く登場した。しかし肺癌の医療を根本から変えたのは上皮成長因子受容体(epidermal growth factor receptor; EGFR)阻害薬の登場であった。EGFR活性変異のある肺癌にEGFR阻害薬はしばしば著効し,患者の生活の質(quality of life; QOL)を劇的に改善することができた。また,ほぼ同時期に登場した血管新生阻害薬は,他の治療と併用することで治療効果を増強することができた。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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