<< 一覧に戻る

特集 乳癌診療の新しい展開Ⅰ

放射線治療の最前線

Radiation therapy of breast cancer: state-of-the-art.

山内智香子

Pharma Medica Vol.32 No.4, 53-57, 2014

[はじめに] 乳癌診療のなかで, 放射線療法は外科療法・薬物療法とともに重要な役割を担っている. また, 外科療法や薬物療法のトレンドによって, 放射線療法の標準治療も変遷を続けている. 骨転移や脳転移に対する治療に代表されるような姑息・緩和的治療においても効果を発揮するが, 本稿では乳房温存療法における放射線療法と乳房切除術後照射線療法(postmastectomy radiation therapy; PMRT)に絞ってトピックスを概説する. [I. 乳房温存療法における放射線療法] 乳房温存療法は乳房温存手術後に放射線療法を行う治療法であり, 一部の症例を除き, 基本的には乳房温存術後のすべての症例に放射線治療が行われるべきである. 近年, 欧米のランダム化比較試験などにより放射線療法の重要性は認識されているが, その方法については新たな展開をみせているので解説する.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る