【特集 2型糖尿病の新しい処方戦略】
SMBGやCGMによる処方のブラッシュアップ
Brush up of a prescription from SMBG and CGM.
掲載誌
Pharma Medica
Vol.32 No.2 79-83,
2014
著者名
清水一紀
記事体裁
抄録
疾患領域
糖尿病
診療科目
一般内科
/
循環器内科
/
腎臓内科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
/
老年科
/
小児科
媒体
Pharma Medica
「はじめに」血糖自己測定(self monitoring of blood glucose;SMBG)も持続血糖測定(continuous glucose monitoring;CGM)も, 検査を行うのみでは血糖コントロールは改善しない. その結果を鑑みて現在の治療をどのように調整していくかということが必要である. SMBGを使用する多くの場合インスリン量の調整が対象となるが, CGMの場合はインスリンのみならず, 食事および経口薬の効果を判断することも可能である. SMBGはいつどのようなタイミングで測定するかには, 責任インスリンを理解し, 責任インスリンの調整をする必要がある. その点についてCGMも同様であるが, CGMでは特に夜間の血糖値について知ることができる点がSMBGと異なる点である. SMBG, CGM双方の特徴を生かしてどのように処方を組み立てていくかを考えてみたい. 「I. 責任インスリンを考えた血糖測定」基礎インスリンは空腹時血糖で調整し, 追加インスリンは食後血糖で調整する.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。