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文学にみる病いと老い

第74回 「55歳からのハローライフ」村上龍

長井苑子泉孝英

Pharma Medica Vol.31 No.4, 158-163, 2013

多くの人々が, 将来への不安を抱えている. だが, 不安から目をそむけず新たな道を探る人々がいる. 婚活, 再就職, 家族の信頼の回復, 友情と出会い, ペットへの愛, 老いらくの恋……. さまざまな彩りに充ちた「再出発」の物語. (帯表紙より引用)超高齢社会*1となり, 退職・定年が60歳から65歳に延長されてみても, 人生の残り時間は, 「残り」というには十分以上に長すぎると思われる時代になっている. 60歳代になると, 健康状態にかげりはみられるものの, まだ気力, 体力はあると自覚する人たちは多い. 長年, 組織の中できちんと活躍してきた会社員たちの退職後の人生模様はさまざまである. もう一花咲かせたいという人から, 暇をもてあますのもどうだから少しは仕事場がないだろうか, あるいはゴルフ代*2くらい稼ぎたい, さらにはゆっくりと自分の好きなことをして日常の日々を大切にしたい, まで多様である.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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