はじめに
関節リウマチは,100人のうち0.5~1が罹患するといわれている。自己免疫が関与するといわれている慢性炎症性関節炎で,今までは強力な治療を行い,どれだけ疼痛や炎症を抑えても関節破壊の進行を止めることができず,機能障害をきたすといわれた疾患である。しかしながら,この数年で関節リウマチの治療は大きく変わり,疼痛を含めた症状をとる緩和ケアから,破壊された関節を修復させる治療が可能になってきた。これからの関節リウマチ治療の重要なポイントは,患者の現在の症状を取り除きつつ,長期的な経過を考慮した治療を行っていくことである。
KEY WORDS
●バイオ製剤 ●生物学的製剤注) ●抗TNF製剤 ●結核 ●活動性結核患者への抗TNF製剤投与
全文記事
結核と非結核性抗酸菌症
抗酸菌症と抗TNF製剤を中心とするバイオ製剤
Mycobacteriosis caused by biologics.
掲載誌
Pharma Medica
Vol.30 No.6 53-63,
2012
著者名
松本智成
記事体裁
特集
/
全文記事
疾患領域
呼吸器
/
膠原病・リウマチ性疾患疫
/
骨・関節
/
感染症
診療科目
整形外科
/
リウマチ科
媒体
Pharma Medica
Key Words
バイオ製剤
/
生物学的製剤注)
/
抗TNF製剤
/
結核
/
活動性結核患者への抗TNF製剤投与
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。