はじめに  Recombinant tissue plasminogen activator(rt-PA)静注による再灌流療法の登場は,超急性期脳梗塞治療において画期的であったことは論を待たない。点滴静注という簡便な治療により病前生活レベルに復帰できる患者が有意に増加することが示されており1),現在でも広く脳梗塞患者に恩恵をもたらしうる治療法である。