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感染防止対策の最前線

多剤耐性菌の世界と日本の現状

松本哲哉

Pharma Medica Vol.29 No.12, 19-23, 2011

はじめに
 耐性菌をとりまく状況は年を経るごとに大きく変化してきている。1980年代よりメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(Methicillin-resistant Staphylococcus aureus;MRSA)が世界に広がり,院内感染の主要な菌として現在でも問題となっているが,バンコマイシン耐性腸球菌(Vancomycin Resistant Enterococci;VRE)も欧米などではMRSAと並んで広く浸透している。

KEY WORDS
●多剤耐性菌 ●院内感染 ●市中感染 ●多剤耐性グラム陰性菌

はじめに(続き)

これらグラム陽性菌に対して,さまざまな多剤耐性グラム陰性菌(multidrug resistant gram-negative bacteria)が最近では問題となってきている。耐性菌の状況は国や地域によっても異なり,一部の耐性菌では日本と諸外国における広がりに大きな差が認められる(表)。

そこで本稿では多剤耐性菌の世界と日本の現状について比較する形で解説を行う。

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