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CKDをめぐる新たなる展開

FROM-J

斎藤知栄甲斐平康山縣邦弘

Pharma Medica Vol.28 No.2, 59-63, 2010

「はじめに」近年, 慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease;CKD)が注目されるようになった背景には, わが国で1,300万人ものCKD患者が存在すること1)や, CKDが心血管病のリスクファクターであると証明されたことがある. またわが国で年々増え続ける透析患者数の増加を抑制するためにも, その原因であるCKDの対策が急務である. CKDは肥満や喫煙, 高血圧, 糖尿病や脂質異常症と密接な関連があり, 生活習慣の是正を行うことでCKDの発症および進展防止につながる可能性は十分にある. そのためにはCKD啓発活動を広く社会や市民, 医療従事者に行い, 一般住民から医療従事者, 行政から医療機関に至るまで相互に連携して行う医療連携が必要となる. こうした連携が普及するためには, 全国に汎用できるような診療システムの構築が必要である. 厚生労働省は, 2007年度の戦略研究のテーマとして腎臓病を採択し, 腎臓病の重症化防止のための方策として, かかりつけ医/非腎臓専門医と腎臓専門医の連携を促進するための診療システムの有用性を検討する研究「腎疾患重症化予防のための戦略研究(Frontier of Renal Outcome Modification in Japan;FROM-J)」が開始された. 本稿ではFROM-Jの概略と今後の展望について述べる.

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