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皮膚アレルギー疾患を網羅する

特集にあたって

大槻マミ太郎

Pharma Medica Vol.27 No.12, 7-8, 2009

「私の症状の原因は何でしょうか, アレルギーなのでしょうか」, 「そうですね, 何かのアレルギーかもしれませんね」, 「なるほど, やっぱりそうですか」患者はアレルギーという言葉に弱いようである. 本来, 臨床の場でのこのような曖昧なやりとりは無論褒められたものではないが, 患者はなぜかこれで妙に納得してしまう. それだけアレルギーという言葉には不思議な説得力があるようだ. そういえば, 「○○アレルギー」という造語は仕事でもプライベートでも, 枚挙に暇がないくらい存在するのに気づく. 最近では「電気(電磁波)アレルギー」などというのも存在し, 人里離れた土地で暮らす人もあると聞く. しかし, アレルギーというのは原因, すなわちアレルゲンを特定してはじめて診断が確定するものである. 今回の特集号でとりあげた, 最近の話題でもあるラテックス, 納豆, それから古くから知られている歯科金属, 花粉などは明らかに「○○アレルギー」と名付けられるものだが, アレルギーの大御所といえる接触皮膚炎や薬疹にしても, パッチテストをはじめとするアレルギー検査によって原因が同定されてはじめて診断がつく.

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