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消化器疾患に対する内視鏡診療の進歩

詳細な診断法 内視鏡的胆膵疾患の診断

安田健治朗

Pharma Medica Vol.27 No.3, 29-33, 2009

「はじめに」 胆膵領域の診断法は直視下に観察して組織の採取が可能な消化管病変の診断に比べ, 決して簡単とはいえなかった. 超音波断層法の開発普及によって侵襲のない検査が可能になったが, 小さな病変の診断は必ずしも完全とはいえず, 内視鏡を用いたERCPによるX線造影検査が長い間診断法のなかで中心的役割を果たしてきた. 最近の技術の進歩によって胆膵領域の診断法は種類, 質ともに飛躍的に発展してきた. なかでも内視鏡的診断法は多岐に渡りつつ, この領域の診断法の中心に位置している. この稿では, 胆膵領域の内視鏡的診断について腫瘍性病変の診断を中心に解説する. 「I. 内視鏡的診断法」 胆膵系臓器は管腔臓器である胆道系と管腔・実質臓器である膵臓からなる. しかも, 深部に位置し, 内視鏡からみると消化管とのつながりは乳頭部という小さくて狭い開口部がアプローチを難しくしている. 今日, 日常臨床で活用されている胆膵領域の内視鏡的診断法を表1に示す.

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