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血栓症治療の最新動向

心房細動に対する抗血栓療法

矢坂正弘

Pharma Medica Vol.27 No.1, 17-21, 2009

「はじめに」本稿では, 2006年に欧米で発表された「心房細動患者の管理に関するACC/AHA/ESC3学会合同ガイドライン」1)や, これまでに報告された日本循環器学会の「心房細動冶療(薬物)ガイドライン」(1999-2000年版, 2005年版と2008年改訂版), および「循環器疾患における抗凝固・抗血小板療法に関するガイドライン」2)-5)に新たに発表された研究報告を加えて非弁膜症性心房細動における脳梗塞発症のリスク評価と抗血栓療法の実際について述べる. 「I. 非弁膜症性心房細動と孤立性心房細動」非弁膜症性心房細動とはリウマチ性僧帽弁疾患, 人工弁, および僧帽弁修復術の既往を有さない心房細動と定義される1). 一方, 孤立性心房細動とは60歳末満で臨床所見と心エコー所見で高血圧を含めて心肺疾患のまったくない状態を指す1). 孤立性心房細動は非弁膜症性心房細動に含まれるが, 脳梗塞のリスクがきわめて低い特異な病態として認識する必要がある. 非弁膜症性心房細動では脳梗塞発症のリスク評価を行い, リスクを有する場合は適切な抗血栓療法を考慮する.

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