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血栓症治療の最新動向
アテローム血栓症の治療戦略

掲載誌
Pharma Medica Vol.27 No.1 9-11, 2009
著者名
後藤 信哉
記事体裁
特集 / 全文記事
疾患領域
循環器 / 脳血管障害
診療科目
一般内科 / 循環器内科 / 心臓血管外科 / 脳神経外科 / 神経内科 / 血液内科 / 老年科
媒体
Pharma Medica

「I. アテローム血栓症とは?」臓器別の専門医教育, 臓器別の専門医療供給体制に慣れた現在の医師は疾病を臓器ごとの疾病と捉える傾向がある. すなわち, 「胃癌」の症例を診る場合には消化器病の専門医が診療することが当然と理解される. 「胃」という臓器の部分が, 「癌」という病態の部分よりも優先されているわけである. われわれ循環器内科医は「虚血性心疾患」を心臓の病気と捉えている. 患者の多くは胸痛という症候のために病院を受診するため, 「虚血性心疾患」の症例を循環器内科医が診療するという姿勢にさして矛盾を感じることもない. しかし, 近年の各種薬剤介入試験, 疫学研究の結果を詳細に調べると, 「虚血性心疾患」を心臓という臓器の疾患と捉えるだけでは不十分な場合があることがわかる. たとえば, われわれが行った, 世界44ヵ国, 6万8千例以上の冠動脈疾患, 脳血管疾患, 末梢血管疾患およびそのハイリスク症例を登録した前向き観察研究REduction of Atherothrombosis for Continued Health(REACH)registryの研究1)では, 「心臓」の病気と理解して登録した冠動脈疾患の症例の心筋梗塞発症率は, 従来「脳」の病気で「心臓」とは無関係と理解されていた「脳卒中」の発症率と同程度であることを示した2).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
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