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医学的リハビリテーションの進歩とエビデンス

変形性膝関節症

大森豪渡辺博史田中正栄古賀良生

Pharma Medica Vol.26 No.11, 59-62, 2008

「はじめに」変形性膝関節症(knee osteoarthritis;以下膝OA)は, 膝関節の関節軟骨を主体とした関節構成体の慢性変性疾患であり, 疫学調査によればわが国では60歳以上の男女のうちX線上膝OAと診断される人が約1,200万人以上いると推察されている. 膝OAの治療は, 薬物療法, 関節内注入, 理学療法, 装具療法などの保存治療から, 関節鏡手術, 骨切り術, 人工関節置換術などの手術治療まで, さまざまな方法が病態に合わせて選択されている. しかし, 本症の自然経過を考えると治療の主体は保存治療であり, さらに, そのなかでもリハビリテーションはきわめて重要な位置を占めている. 本稿では, 膝OAのリハビリテーションのうち特に大腿四頭筋力に注目し, 大腿四頭筋力と膝OAの関連性および大腿四頭筋力訓練の効果について, 最近の研究から得られた医学的エビデンスについて概説する. 「I. 変形性膝関節症と大腿四頭筋力の関連性」大腿四頭筋は膝関節運動の主動筋であり, 大腿四頭筋力低下が膝OA患者に共通する所見であることから, 両者の関連性が報告されている.

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