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眼と内科疾患

自己免疫疾患と眼

藤本武園田康平

Pharma Medica Vol.26 No.9, 47-51, 2008

「はじめに」免疫は, ヒトや他の動物などがもつ, 体内に入り込んだ自分とは異なる異物(非自己)を排除する, 生体防御機構の1つである. 自己免疫疾患とは, 本来は細菌・ウイルスなどの感染性微生物や腫瘍などの自己と異なる異物を認識し排除するための役割をもつ免疫系が, 自分自身の正常な細胞や組織に対して過剰に反応し, 攻撃を加えてしまうことで症状をきたす疾患の総称である. ヒトを含む高等生物の免疫は, 感染早期に微生物特有の分子パターンを認識する自然免疫と, それに引き続く獲得免疫に分けられる. 獲得免疫系においてリンパ球は, 遺伝子の再構成により膨大な種類の抗原レセプターを有する. それにより, われわれはほとんどすべての抗原に対処し得る免疫系をもったが, 再構成によりアトランダムにでき上がる抗原レセプターのなかには, 自己反応性のものが一定の割合で存在する. このような自己反応性のリンパ球クローンは, 分化の過程で除去されたり, 不活化されたりする.

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