重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(severe acute respiratory syndrome coronavirus 2:SARS-CoV-2)感染によって発症する新型コロナウイルス感染症(coronavirus disease 2019:COVID-19)は,2019年後半に中国の武漢で最初に報告され,その後世界各地に広がり,2020年1月に世界保健機関(World Health Organization:WHO)は「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(Public Health Emergency of International Concern:PHEIC)」を宣言した。その後,ワクチンの開発・普及,ウイルス株の変遷,罹患率上昇による免疫獲得者の増加など,さまざまな要因によって世界的な流行は収束傾向となり,2023年5月にWHOはPHEICの終了を発表している。しかし,現在も散発的にCOVID-19の発症は持続しており,現在までに世界中で約7.8億人の発症が報告されている1)。
新刊
認知症の予防戦略
COVID-19と認知症
掲載誌
The Curator of Neurocognitive Disorders
Vol.2 No.4 48-51,
2025
著者名
濵口 毅
記事体裁
抄録
/
連載
疾患領域
精神疾患
/
神経疾患
/
脳血管障害
診療科目
神経内科
/
精神科
媒体
The Curator of Neurocognitive Disorders
Key Words
SARS-CoV-2
/
COVID-19
/
認知症
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。