アルツハイマー型認知症(Alzheimer's disease:AD)の脳では,アミロイドβ(amyloid β:Aβ)の神経線維網への沈着である老人斑と,リン酸化タウ(p-tau)の神経細胞内への沈着である神経原線維変化(neurofibrillary tangle:NFT)が重要な病理所見である。老人斑が主病変として出現する疾患はADだけであること,サルやクマ1)などの他の動物でも加齢現象として出現すること,高齢者では加齢に比例してその出現数が増えることなどから,老人斑は脳の老化過程に密接に関係していると考えられている。
特集 アルツハイマー型認知症の病態・病理に関する最新知見
②アミロイド沈着はアルツハイマー型認知症の病態にどうかかわるのか?
掲載誌
The Curator of Neurocognitive Disorders
Vol.1 No.2 30-32,
2024
著者名
赤木 明生
記事体裁
抄録
/
特集
疾患領域
精神疾患
/
神経疾患
/
脳血管障害
診療科目
神経内科
/
老年科
/
精神科
媒体
The Curator of Neurocognitive Disorders
Key Words
アルツハイマー型認知症
/
アミロイド
/
タウ
/
老人斑
/
電子顕微鏡
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

