Complication Commentary 筋ジストロフィー診療における合併症マネジメント
筋ジストロフィーと脊柱変形の診断と治療
掲載誌
MD Frontier
Vol.2 No.1 38-42,
2022
著者名
高相 晶士
記事体裁
抄録
/
連載
疾患領域
小児疾患
/
神経疾患
診療科目
小児科
/
神経内科
媒体
MD Frontier
Key Words
神経筋疾患,筋ジストロフィー,脊椎手術,合併症
筋ジストロフィーを代表とする神経筋性疾患に伴う脊柱変形,すなわち脊柱側弯症などはひとたび変形が生じ,Cobb角が10度を超えるとかなりの確率で変形が進行する.進行が始まると極めて大きな変形に達する.装具はあまり有効ではなく,あくまで手術までの時間を先に延ばすのみともされる.このため多くの患者が最終的には手術を受けることになる.しかし,手術においては,循環器や呼吸器などさまざまな併存症を手術前から有する患者が対象であることに加え,大掛かりであり,また展開する脊椎の範囲が大きいため感染などの周術期,術後の合併症も十分注意が必要である.しかしながら,手術により座位や歩行状態が改善し,痛みの訴えやさまざまな日常生活動作(ADL)や生活の質(QOL)の向上が認められ,多くの患者が手術により恩恵を受ける.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。