Special Articles
臨床 前立腺MRI画像の読み方
掲載誌
ESPOIR
Vol.7 No.1 23-28,
2024
著者名
吉田 理佳
/
吉廻 毅
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楫 靖
記事体裁
抄録
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連載
疾患領域
癌
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泌尿器
診療科目
泌尿器科
/
放射線科
媒体
ESPOIR
Key Words
前立腺MRI
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拡散強調画像
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Prostate Imaging Reporting and Data System(PI-RADS)
/
臨床的に意義のある癌
前立腺癌は泌尿器科領域で最も頻度の高い悪性腫瘍であり,MRI検査が重要な役割を担っている。主としてT2強調画像と拡散強調画像に基づいて,臨床的に意義のある癌を検出するためのProstate Imaging Reporting and Data System(PI-RADS)v2.1が,標準化された画像評価システムとして広く利用されている。
しかし,MRIの画質は,体動,腸管蠕動,腸管ガス,前立腺生検後出血などのさまざまな患者因子の影響を受けるため,撮影ボタンを押せば自動的に必要な情報が含まれた画像が取得できるわけではない。患者マネージメントに役立つ情報豊かな画像を得るためにも,ぜひ診療放射線技師や放射線科医師とコミュニケーションをとり,病変の位置や患者背景,何を一番知りたいかなどを伝えていただきたい。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。