Meeting Report
ESMO Congress 2021
掲載誌
ESPOIR
Vol.5 No.1 48-49,
2022
著者名
鈴木和浩
記事体裁
連載
/
学会レポート
/
抄録
疾患領域
泌尿器
/
癌
診療科目
泌尿器科
/
腫瘍内科
媒体
ESPOIR
欧州臨床腫瘍学会(ESMO)は,さまざまな国際学会のなかで個人的に最も好きな学会である。はじめて参加したのは,2009年に第34回ESMO Congressと第15回欧州癌会議(ECCO15)が同時開催されたベルリンであった。その後は,ミラノ(2010年),ストックホルム(2011年),ウィーン(2012年),アムステルダム(2013年)に参加した。当時はアビラテロンやエンザルタミドの臨床試験が行われていた時期であり,新春のASCO-GU,初夏のASCO,秋のESMOでその時々の新薬開発の最前線に触れることができた。また,一部の薬剤のsteering committeeに参加したこともあり,新薬開発の一端に直接触れる機会となった。その後は国内の学会や病院執行部の業務などで参加できず,2020年のvirtual会議で久しぶりに参加した。コロナ禍になりオンラインでの学会参加が可能となり,会議もオンラインで“ほぼ”不自由なくできることがわかってしまった現在,今後の活動のあり方がどうなるであろう?と,思いを巡らせながら,今回のESMO Congress 2021を自宅の自室で夜中に聴講した。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。