特集 過去3年間の新型コロナウイルス感染症の総括と今後の対策
6.新型コロナウイルス感染症の国の対策の総括
掲載誌
感染制御と予防衛生
Vol.7 No.1 36-41,
2023
著者名
谷口 清州
記事体裁
抄録
/
特集
疾患領域
呼吸器
/
感染症
診療科目
一般内科
/
呼吸器内科
/
その他
媒体
感染制御と予防衛生
2023年10月初旬,2020年に始まった新型コロナウイルス感染症(coronavirus disease 2019:COVID-19)パンデミックは日本では9回目の流行波を経験したところである.これまでの人口100万あたりの累積死亡者数をみると1),英国は3403.47,米国は3331.91,ドイツは2098.83,そして日本は602.61であるから,日本は非常によくやったといわれる人もみえるだろう.しかしながら,これは日本の対策が格別によかったからというわけではなく,ひとえに日本国民ひとりひとりの勤勉さと実直さ,そして医療従事者・公衆衛生従事者の献身的な努力,そして飲食業界や芸能業界を含む,日本国民全体の莫大な犠牲のうえに成り立っていることを忘れてはいけないのである.
今後の課題は多岐にわたるが,紙面の関係もあるため本稿では次期パンデミックまでに準備しておいていただきたいことを中心に記述する.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。