細胞分裂の際,DNA複製時に起きる塩基の不対合や誤挿入,欠失といった複製エラーのことをミスマッチといい,約1,000万回に1回の頻度で起きる.通常はミスマッチ修復(mismatch repair:MMR)機能により修復されるが,その機能異常があると細胞分裂を繰り返すたびに複製エラーが生じ,遺伝子変異が蓄積されてがんが発生しやすくなる.このMMR遺伝子としては,これまでに6種類の遺伝子(MLH1,MSH2,MSH6,PMS2,MLH3,MSH3)が報告されている.
Q&A
マイクロサテライト不安定性について教えてください
掲載誌
がん免疫療法 Cancer Immunotherapy
Vol.4 No.1 32-33,
2020
著者名
松岡 弘也
/
三島 沙織
/
設楽 紘平
記事体裁
Q&Aシリーズ
/
抄録
/
連載
疾患領域
アレルギー・免疫
/
癌
診療科目
腫瘍内科
媒体
がん免疫療法 Cancer Immunotherapy
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。