田原 わが国において,抗PD-1抗体ニボルマブが「再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌」の治療薬として2017年に承認されました.さらに2018年の欧州臨床腫瘍学会(ESMO)において再発/転移性頭頸部扁平上皮癌(head and neck squamous cell carcinoma:HNSCC)に対する1次治療としての抗PD-1抗体ペムブロリズマブの有効性が報告されたほか,抗PD-L1抗体アベルマブも申請を控えています.頭頸部癌診療が大きな転換期を迎えつつある今,「頭頸部癌診療におけるがん免疫療法の進展」をテーマに,免疫チェックポイント阻害剤の特徴・適正使用・副作用対策についてディスカッションしていきたいと思います.
座談会(Round Table Discussion)
頭頸部癌におけるがん免疫療法の進展
掲載誌
がん免疫療法 Cancer Immunotherapy
Vol.3 No.1 12-19,
2019
著者名
田原 信
/
清田 尚臣
/
本間 明宏
記事体裁
座談会・対談
/
抄録
疾患領域
アレルギー・免疫
/
耳鼻科疾患
/
癌
/
その他
診療科目
耳鼻咽喉科
/
腫瘍内科
/
その他
媒体
がん免疫療法 Cancer Immunotherapy
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。