【特集 ダーモスコピーでのぞく美容医療】
              
 Feature Articles 特集論文 3.顔面の白っぽい病変
                  掲載誌
                
 
                  Bella Pelle
                  Vol.9 No.3 26-29,
                  
                    2024
                  
 
                    著者名
                  
  
                          皆川 茜
                        
 
                    記事体裁
                  
  
                          抄録
                        / 
                          特集
                        
 
                    疾患領域
                  
  
                          皮膚疾患
                        
                    診療科目
                  
  
                          皮膚科
                        / 
                          美容皮膚科
                        
 
                    媒体
                  
 
                      Bella Pelle
                    
 顔面の白っぽい病変について代表的なものを表1にまとめた.
皮膚の表面にある角化物は,明るい白色として視認される.ただし,時間が経過して含有される脂質が酸化したり,浸出液が混ざったりする(鱗屑,痂疲)と,黄や茶,黒などに色が変化する.形状は細かな粉や粒(いわゆるフケ)の場合もあり,堆積して厚くなると鱗や角状を呈する.皮膚の表面に角化物があると,ザラザラとした触感があるため,触診の所見も大変役立つ.一方,囊腫などの真皮内にある角化物は,表皮を通して観察することになるため,色はやや混濁した白色になる.また,かたちは,円形にみえることが多い.
          ※記事の内容は雑誌掲載時のものです。