再生医療等の安全性の確保等に関する法律(以下「法」という.)は,2014年11月25日に施行された.法は,2010年の「京都ベテスダクリニック事件」を契機として,再生医療に対する安全性への懸念や,再生医療に対する規制が必ずしも十分ではないとの議論が起こったことを背景として制定されたもので,再生医療の迅速かつ安全な提供を目的として,再生医療を提供する者が講ずべき措置などを定めている.