ケミカルピーリングのなかでも角層をターゲットとした最浅層ピーリングは,痤瘡改善,シミ・くすみなどの色素異常の改善,さらには小ジワ,ハリの低下の改善など皮膚疾患治療から美容目的まで広く行われている1).角層の部分剝離により,遅延した表皮ターンオーバーの正常化による角層機能の改善,色素排出を主たる作用とするが,角層機能改善は表皮,真皮の機能にも好循環をもたらすとされ,その効果は角層にとどまらないとされている.このような目的を達成するためのケミカルピーリング剤に求められる条件は,過剰な角層剝離,過度の炎症を惹起しない安全性が確認されていることが第一であり,そこに前述の改善効果が実証されていることが望ましい.そこで今回,MTコスメティクス株式会社が開発した新規ケミカルピーリング剤,レタッチピール®に関してその安全性および有効性を検討した.
投稿論文
原著 新規ケミカルピーリング剤レタッチピールⓇの有効性と安全性の検討
掲載誌
Bella Pelle
Vol.9 No.1 56-58,
2024
著者名
川島 眞
/
小原 伴美
/
倉持 正博
記事体裁
抄録
疾患領域
皮膚疾患
診療科目
皮膚科
/
美容皮膚科
媒体
Bella Pelle
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。