用語解説
DNA methylation
掲載誌
CANCER BOARD of the BREAST
Vol.2 No.2 64,
2016
著者名
植弘奈津恵
/
佐藤 史顕
記事体裁
抄録
疾患領域
癌
診療科目
産婦人科
/
腫瘍内科
媒体
CANCER BOARD of the BREAST
DNAメチル化(DNA methylation)とは,DNAのシトシン,グアニンの2塩基が連続する配列(CpG)のシトシンにメチル基が結合する化学修飾のことを言い,遺伝子発現を調節するしくみの1つである。DNAの塩基配列の変化を伴わないエピジェネティックな調節機構に分類され,細胞分裂の際には親細胞のDNAメチル化のパターンは娘細胞へと引き継がれる。DNAメチル化はDNA メチルトランスフェラーゼ(DNA methyltransferase:DNMT)1,DNMT3A,DNMT3B により触媒されるが,DNMT1は細胞分裂の際にメチル化の状態を維持するように働く一方,DNMT3A,DNMT3Bはメチル化のない部分を新たにメチル化するように働き,個体の発生,分化や発癌に関与する。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。