よくわかる病理診断報告書
Q8 化生癌(WHO)について教えてください
掲載誌
CANCER BOARD of the BREAST
Vol.2 No.2 30-31,
2016
著者名
森谷 卓也
/
稲吉 貴絵
記事体裁
抄録
疾患領域
癌
診療科目
産婦人科
/
腫瘍内科
媒体
CANCER BOARD of the BREAST
WHO分類は現在,2012年に発刊された第4版が用いられています。日本乳癌学会による乳癌取扱い規約(第17版)とは分類方法が異なるところがあり,両者を適切に読み替えて利用する必要があります。その1 つが化生癌(metaplastic carcinoma)で,WHOでは特殊型乳癌の一項目として独立し,記載がなされています(表1)。このなかには乳癌取扱い規約分類の扁平上皮癌,紡錘細胞癌,骨・軟骨化生を伴う癌,および基質産生癌が含まれています(図5)。骨・軟骨化生を伴う癌と基質産生癌は間葉系分化を示す癌としてまとめられており,基質産生癌は独立した組織型とはなっていません。また,規約には記載のない組織型も存在します。なお,アポクリン癌は含まれていません。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。