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Culture in Psychiatry
夏目漱石の『彼岸過迄』―願望充足的な側面―

掲載誌
精神科臨床 Legato Vol.11 No.2 66-67, 2025
著者名
高橋 正雄
記事体裁
抄録 / 連載 / コラム
疾患領域
精神疾患
診療科目
心療内科 / 精神科
媒体
精神科臨床 Legato

明治45(1912)年に夏目漱石(1867~1916年)が発表した『彼岸過迄』には,敬太郎という青年が,ある中年男性の跡を探偵のようにつけてその動静を探るという場面がある。 大学卒業後もこれといった定職に就かず,「警視庁の探偵見たような事がして見たい」と思っていた敬太郎は,ふとした縁で田口という実業家から,神田の停留所で降りる紳士が,電車を降りてから2時間以内の行動を探偵して報告せよとの命令を受ける。 もっとも敬太郎は,探偵という職業について,「世間の表面から底へ潜る社会の潜水夫のようなものだから,これほど人間の不思議を攫んだ職業はたんとあるまい」といった魅力を感じる一方で,「その目的が既に罪悪の暴露にあるのだから,あらかじめ人を陥れようとする成心の上に打ち立てられた職業」として,その倫理性には疑問を抱いていた。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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