ギャンブルやゲームのオンライン化により,若年層における問題が深刻化している。オンラインカジノはわが国では違法であるにもかかわらず,警察庁の調査によると,経験者数は約337万人,国内における年間の賭け金は総額1.2兆円にのぼると推計されている1)。また,2022年に改訂されたICD-11において,行動嗜癖の扱いに大きな変化がみられた点からも,社会的認知が向上しているといえる。そこで今回は「行動嗜癖の現在地―ゲームとギャンブルを中心に―」をテーマに,アディクションを専門とする先生方にお集まりいただき,わが国における行動嗜癖の実態や病態,対策や治療法についてご討議いただいた。
新刊
Round Table Discussion
行動嗜癖の現在地─ゲームとギャンブルを中心に─
掲載誌
精神科臨床 Legato
Vol.11 No.2 4-11,
2025
著者名
中込 和幸
/
髙橋 英彦
/
常岡 俊昭
/
松下 幸生
記事体裁
抄録
/
座談会・対談
疾患領域
精神疾患
診療科目
心療内科
/
精神科
媒体
精神科臨床 Legato
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。