国立研究開発法人日本医療研究開発機構(Japan Agency for Medical Research and Development:AMED)は,医療分野における基礎から実用化までの一貫した研究開発の推進ならびにその環境整備の中核的な役割を担う資金配分機関(ファンディングエージェンシー)として,2015年4月に設立された。AMEDは内閣に設置された健康・医療戦略推進本部が定める「健康・医療戦略」「医療分野研究開発推進計画」などの施策を実施するにあたり,日本の医療分野における研究開発の司令塔機能を担う。特に,それまでは文部科学省,厚生労働省,経済産業省が独自に実施していた医療分野の研究開発を一元的に実施することで,研究から臨床への迅速・円滑な橋渡し,国際水準の質の高い臨床研究・治験を確実に遂行できるシステムの構築などを行っている(図1)1)。
Administration for Psychiatry
日本医療研究開発機構(AMED)のファンディング動向:精神疾患領域を中心に
掲載誌
精神科臨床 Legato
Vol.11 No.1 68-72,
2025
著者名
山田 悠至
/
芳賀 めぐみ
/
神庭 重信
記事体裁
抄録
/
連載
疾患領域
精神疾患
診療科目
心療内科
/
精神科
媒体
精神科臨床 Legato
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。