摂食障害はさまざまな要因が絡み合って発症するとされるが,多くの患者が抱く,やせ願望や肥満への恐怖,ボディイメージの歪みには,その時代時代の文化や社会背景が影響していると考えられる。国内28施設を対象とした調査では,神経性やせ症の新規患者数は2019年に比較して2021年は約1.5倍に増加している1)。この増加の背景には何があるのか。本座談会では,ファッションモデルの影響やインターネットの功罪といった課題を掘り下げ,さらに女性の生涯にわたる健康支援という視点から産婦人科医の先生も交えてディスカッションを行った。
Round Table Discussion
社会における摂食障害
掲載誌
精神科臨床 Legato
Vol.11 No.1 4-11,
2025
著者名
村井 俊哉
/
磯部 昌憲
/
甲村 弘子
/
山田 恒
記事体裁
抄録
/
座談会・対談
疾患領域
精神疾患
診療科目
心療内科
/
精神科
媒体
精神科臨床 Legato
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。