Doctor & Patient Communication
“たとえ”を用いてうつ病患者さんの診断や病態についての理解を助ける
掲載誌
精神科臨床 Legato
Vol.9 No.3 46-47,
2023
著者名
松尾 幸治
記事体裁
抄録
/
連載
疾患領域
精神疾患
診療科目
心療内科
/
精神科
媒体
精神科臨床 Legato
Aさんは40歳代,女性。夫,15歳の長男,12歳の長女の4人暮らし。子育てをしつつ近所のスーパーで週3回4時間のパートをしている。長女は反抗期で長男は受験のためピリピリしており,さらにパート先の同僚との人間関係に悩んでいる状況だったが,夫は仕事で帰宅が遅いため相談できなかった。家庭内外のストレスがピークになった2ヵ月前から,抑うつ気分,悲観的思考,気力低下,不眠,食欲低下となり臥床がちとなったため,内科受診したが問題ないといわれた。精神科クリニックを受診し,主治医によりうつ病と診断された。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。