Psychiatric Lecture
疫学 社会参加で高齢期うつの一次予防は可能か
-JAGESなどの知見から-
掲載誌
精神科臨床 Legato
Vol.9 No.1 12-15,
2023
著者名
宮澤 拓人
記事体裁
抄録
疾患領域
精神疾患
診療科目
心療内科
/
精神科
媒体
精神科臨床 Legato
Key Words
高齢期うつ
/
予防
/
社会参加
/
社会的処方
高齢期うつは認知症や要介護リスクとして重要であり,その有症率には地域間格差が存在し,一次予防の可能性を示唆する。社会参加者は高齢期うつの発症リスクが2~3割も少ないことが全国24市町の3年間の縦断研究で明らかになった。そのメカニズムの解明が進み,今後は社会的処方によるうつ発症予防の実践が期待される。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。