心房細動に伴う心原性脳塞栓症や卵円孔開存(PFO)を介する奇異性脳塞栓症の予防と治療は,脳卒中専門医と循環器/心臓血管専門医の共通の関心事である。心房細動に対してはカテーテルアブレーションの技術が長足の進歩を遂げているが,新たな治療選択肢として左心耳閉鎖術が登場している。左心耳閉鎖術やPFO閉鎖術などのデバイス治療には,“ブレインハートチーム”の存在が欠かせない。今回は,脳卒中専門医の立場からブレインハートチームの現状と将来像についてご解説いただき,循環器および心臓血管専門医の立場からカテーテルアブレーションのエビデンス,ブレインハートチームによるPFO閉鎖術,左心耳閉鎖術の取り組みについてご紹介いただいた。
THEME ブレインハートチーム Round Table Discussion
塞栓源性心疾患の治療とブレインハートチーム
掲載誌
Cardio-Coagulation
Vol.9 No.3 6-14,
2022
著者名
矢坂 正弘
/
吉村 壮平
/
奥村 謙
/
金澤 英明
/
原英 彦
記事体裁
抄録
/
座談会・対談
/
特集
疾患領域
循環器
診療科目
循環器内科
媒体
Cardio-Coagulation
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。