第43回日本血栓止血学会学術集会(会長:浅田祐士郎先生(宮崎大学))は,「病理から挑む血栓止血学」をテーマに2021年5月28~31日にオンライン開催された。抗凝固療法の観点から学会レポートとして記載する。
日本における抗血栓療法のエビデンスとして,低用量アスピリンの急性心筋梗塞の再発予防効果(JAMIS研究),日本人の2型糖尿病患者における心血管系イベントの一次予防効果(JPAD研究),リバーロキサバン単独療法が抗血小板薬併用と比較して心血管イベントを増加させることなく出血性イベントを減らすこと(AFIRE研究)が紹介された1)。